Vol.6 members only

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可愛らしい実は、ローズヒップの一種。
ローズヒップティーは赤色で酸っぱいイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、ローズヒップ自体から赤色は出ず、酸味も無いそうです。
よく一緒にブレンドされるハイビスカスの赤色と酸味のせいで、そうしたイメージが付いてしまったのだとか。
色や味はマイルドでも栄養価は高く、ローズヒップを入れることで全体の味がまとまる効果があるのだと、平野さんは仰っていました。


HERBSTANDでは、雑草を抜かない農法でハーブが育てられています。
雑草が根を張ることで土が耕され、土が軟らかい状態に保たれるという効果があるそうです。

また雑草があることで、ファームには様々な生き物がやってきます。
その中にはもちろんミツバチも!
大学教授がミツバチの観察をしにやってくる事もあるのだとか。

あ、ミツバチ!
…と思いきや、こちらは「ハナアブ」でした。
ミツバチにとてもよく似ていますが、ハエ目・ハナアブ科の昆虫で、羽のつくりや目の大きさがミツバチとは違い、毒針も持っていません。

ハナアブもミツバチと同じく様々な花を訪れ、授粉に役立っています。

幼虫はアブラムシやカイガラムシを捕食するため、農業においては有益な昆虫なのだそうです。

Beeslow Gardenでもミツバチに人気があるマウンテンミントでは、スズメバチが交尾する姿が…!

ファームの一角には、大きなコンポストが設置されていました。

育った植物を堆肥化し、その堆肥でまた植物を育てるという、とても良い循環のシステムです。

植物にも生き物にも、そして人間にも優しい、とても素敵な畑でした。

ファーム見学の後は、近くの山で山野草について解説していただきながら、少しだけ山歩きをしました。
なんとこの辺りは、江戸幕府に献上する薬草の採取地だったそうです。
マスクを通しても感じるしっとりした木々の香りが、とても心地よかったです。

今回の訪問を経て、生命力溢れるHERBSTANDさんのハーブの秘密が少し分かったような気がします。
豊かな環境を体感し、自然の持つ素晴らしさをあらためて感じたひとときでした。

コロナ禍につき少人数で短時間の訪問でしたが、植物に実際に触れて見識を深める、とても有意義な時間となりました。
この経験を、Beeslow Gardenをはじめとした都市の環境づくりに活かしていきたいと思います!


さて、この秋には、HERBSTANDさんにBeeslow Gardenをイメージしてお作りいただいたオリジナルのハーブティーを発売します。
実際にBeeslow Gardenで育てている、ミツバチが大好きな蜜源ハーブで構成されています。
あと少しで完成しますので、どうぞお楽しみに!

平野さんをゲストにお招きするオンラインイベントも、ただ今計画中です。
先日は「ミツバチ博士」の干場英弘先生に来ていただきましたが、平野優太さんはまさに「ハーブ博士」。
若手ながら、専門的なことから暮らしに役立つことまでとても幅広い知見をお持ちです。

イベント内容としては、オンラインファームツアーやインタビュー、おうちで出来る苗植えレクチャー、ハーブを使ったレシピのレクチャーなどが候補に挙がっています。

「こんなことをやってほしい」などというリクエストがありましたら、是非お気軽にご提案ください。

▼HERBSTAND
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平野さんと共に活動されている奥様、真菜実さんのブランド「FLOWERBARN lesmyrte(レミルト)」には、ハーブティーをはじめ、ハーブを使った焼き菓子など、素敵なアイテムが揃っています。
(Beeslow Clubでは扱っていない私たちのハチミツも特別にお取扱いいただいています。)
是非こちらものぞいてみてください。

▼FLOWERBARN lesmyrte

HP
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次回はハチミツを使ったレシピを配信予定です。

それでは皆さま良い週末を!