Vol.12 members only

前のページへ
ミツロウ、準備中です!

さて、Beeslowは皆さまにミツロウアイテムをお届けするべく、準備を進めています。

ミツバチが忙しく働く時期、巣箱の蓋の裏などにミツバチが巣を作ることがあります。
養蜂業界では「無駄巣」や「自然巣」と呼ばれる部分。

多くなってしまうと巣箱を開けられなくなってしまったり、「分封」というミツバチの巣別れが起きやすくなってしまいます。
(巣別れが起きると、ミツバチが減るため群として弱くなったり、場合によっては近隣の方に迷惑がかかることもあります。それについては、ご要望があれば別の機会に詳しく解説したいと思います…!)

そうした事態を回避するために、養蜂家は自然巣を巣箱からカットするのです。

巣箱の蓋に作られた自然巣

巣箱の蓋に作られた自然巣

今回は、岐阜の養蜂家の方を訪ねた時にいただいた自然巣を精製し、ミツロウを作ります。

こちらの養蜂家の方はパラフィンが入った巣礎(※1)を使って養蜂を行っていますが、自然巣の部分はミツロウのみで出来ているので、パラフィンが含まれません。

※1 巣礎とは…ミツバチの効率的な巣づくりを促す、ハニカム構造の人工シート。強度のため、ミツロウにパラフィンを混ぜて作られている。

一般的なミツロウ製品は、こうした自然巣ではなく巣礎が入った巣の本体部分を使って作られるので、残念ながらパラフィンが含まれている可能性が高いと言えます。

ミツロウ

一般的な養蜂家の方は自然巣を捨ててしまう場合が多いのでとても勿体ないのですが、それを集めるのにも労力がかかるため、なかなか有効活用されていない現状があります。

Beeslowではいずれ、自然巣を集めて有効活用するプロジェクトを発足したいと考えています。

いつもご支援いただいている皆さまに感謝の気持ちを込めて、クリスマスまでにはミツロウ製品をお届けしたいと思っておりますので、どうぞお楽しみに!

それでは皆さま、良い週末をお過ごしください。