Vol.11 members only
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今週は、Beeslow Gardenについての残念なお知らせがあります。
実は先日、Gardenのミツバチがスズメバチに襲われてしまいました。
監視カメラに映ったスズメバチの姿にたまたま気付いて様子を見に行きましたが、既に大部分のミツバチが襲われ、群としての維持が難しい状況となってしまいました。
Gardenをご支援してくださっているクラブ会員の皆さまには大変申し訳なく、心よりお詫び申し上げます。
養蜂において、スズメバチは秋に最も注意しなければならない存在なのですが、場所によっては(特に都会では)全く現れないこともあります。
Beeslow Gardenをスタートして初めて迎える秋なので注視していたのですが、しばらく現れなかったので油断してしまいました。
ミツバチはご存知の通り花の蜜や花粉を餌にしますが、スズメバチは昆虫などを餌にします。
ミツバチなどの昆虫を、自分たちの幼虫の餌として捕獲するのです。
ある意味では自然の循環ですが、送粉者としてのミツバチを持続的に、自然な形で飼育するために何ができるのか、今回の出来事をきっかけに考えていきたいと思います。

今回は悲しいお知らせとなってしましたが、嬉しいこともありました。
今、ガーデンではパイナップルセージやチェリーセージ、ラベンダー、カラミンサ(キャットミント)の花が咲いています。
ミツバチがいなくなってしまった後、私たちは落ち込みながらハーブの世話をしていました。
その時ふと見ると、ミツバチの姿が。
数匹のミツバチが、ハーブの花の蜜を吸いに来ていたのです。
このGardenが、ビルの屋上にも関わらず、都会に住むミツバチに蜜源として認識されている事が分かった、嬉しい瞬間でした。

こちらは同じ日、散って葉の上に落ちていたチェリーセージの花の蜜を、花びらの根元から、ミツバチが一生懸命吸っている姿です。
小さな頃、自分がツツジの花の蜜を同じように吸っていたことを思い出し、なんだかホッコリとした気持ちになりました。
さて、冬が目前にせまり、乾燥を感じる季節になってきました。
早くもBeeslowスタッフは、寝る前のApisformula ブラックハニーが欠かせない日々です。
皆さまも喉をいたわり、ぜひ冬の本格的な乾燥に備えてください。
それでは皆さま、穏やかな週末を。