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前のページへ さて、前回のニュースレターで配信した「ミツロウクリームづくり」はお試しいただけましたでしょうか。 Beeslowスタッフは、ココナッツオイルを使ったリップバームの、スーッと馴染む使用感が癖になっています。 肘の乾燥やちょっとした傷などにも役立っていますが、何より「食べても大丈夫」という安心感が良いですね。 皆さまの感想やレポートもお待ちしております♪ 次回ニュースレターは、『ミツバチの冬』をテーマにお送りします。 ミツバチはどんな風に冬を越すか、ご存知無い方は是非想像をめぐらせてみてください! 先日の東京の積雪の際には、慣れない雪に、怪我人が多く出てしまったようです。 防ぎようの無い事故もありますが、身体をつくる日々の栄養摂取が、いざという時の要になってくるのではないでしょうか。 ハチミツには、骨密度を高める成分(マルトビオン酸)が入っていることも、近年の研究で明らかになってきています。 もちろんハチミツが万能薬では無いものの、日常生活における栄養補助としてお使いいただけるのではないでしょうか。 今の時期のおすすめは、やはりApisformula BLACK HONEYです。 日常的に摂ることで、あらゆる微量栄養素が摂取できる他、乾燥や炎症を防ぎ、風邪予防に繋がります。 毎日ではなくとも、ちょっとした身体の不調や違和感を感じたら舐める、という使い方もおすすめです。 会員の皆さまにはお得にお求めいただけますので、季節柄、ぜひお役立ていただければと思います。 Apisfomulaのご購入はこちら それでは皆さま、良い週末を!
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前のページへ ///つくり方/// 1.ミツロウをナイフで細かく刻む できるだけ細かくした方が溶けやすくなります。 2.刻んだミツロウとオイルを耐熱ガラス容器に入れ、弱火で湯煎にかける ミツロウやオイルの変質を防ぐため、電子レンジの使用はお控えください。 3.ミツロウが完全に溶けたら鍋を火から上げ、精油を垂らしてよく混ぜる 精油は熱に弱いものが多いので、粗熱が下がってから入れてください。 また精油は作用が強いため、入れすぎないように注意しましょう。 4.ハチミツを加えてよく混ぜる 結晶していないハチミツを使うのがおすすめですが、結晶している場合は、湯煎後すぐにハチミツを加えると馴染みやすいです。 空気を入れるように混ぜると質感が良くなります。 5.クリーム容器に移したら、完成! 冷めるまで待ち、蓋をしたら完成です。 ↑ 万能クリーム…マヨネーズのようなテクスチャー 伸びが良いので、顔や身体に使うのがおすすめ ↑ リップバーム…固いけれど、体温で溶ける 万能クリームとリップバームは分量が違いますが、手順は同じです。 (万能クリームをリップにお使いいただいてももちろん大丈夫です。) 万能クリームには、今回キャスターオイル(ひまし油)を使いました。 少しベタつく感じがありますが、鎮痛や抗炎症、デトックスなどの効果が期待できるのでおすすめです。 クロモジの精油は、森の中のような香りに癒やされます。 リップバームは口に入る可能性も高いので、食用のオイルをお使いください。 今回はココナッツオイルを使用している事もあり、かなり固めの質感です。 ミツロウの量を減らしたりオイルを融点が低いものにしていただくと、柔らかい仕上がりになります。 お好きなオイルと精油の組み合わせで、ぜひお気に入りのスキンケアアイテムを作ってみてください。 おまけのレシピ ー 余ったお餅に「ハチミツ醤油」や「ハチミツきなこ」 ー...
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前のページへ 1.5℃目標とは、先日COP26(国連の気候変動対策会議)で採択された、気温上昇の抑制における世界の新たな目標のことです。 実はホアキン氏は、度々こちらのニュースレターでもご紹介しているコロンビアのコーヒー農園5代目のDavid Bedoya氏のアーティスト名です。 彼が肌で感じている環境問題とその解決への思いを、通常であれば廃棄されてしまうコーヒーの麻袋へのペインティングで表現。 同時に、都市の緑を増やしていくことで地球温暖化防止に取り組んでいきたいというBeeslowの思いも込めて、描いていただきました。 最終日、来場者の子供たちにも参加してもらい、2.4mもの大きな絵が完成! 中央には、Beeslow Gardenのプランター+ハーブの実物を設置。 「 Water this plan(e)t, 」というメッセージと『We need you』というタイトルの組み合わせにより、環境のために小さな一歩を踏み出しましょう、というメッセージを込めました。 また右側には、Beeslow Gardenで採れたハチミツを巣ごと展示。 『Pollinate/生物多様性』というタイトルを付け、私たちのスローガンでもある「Think bee, live slow.」を配しました。 一度歩みを緩め、受粉という重要な役割を担ったミツバチの目線から考えてみることが、環境問題解決のヒントになる、というメッセージを込めました。 ーーー 抽象度の高い展示に不安はありましたが、概ね好意的な感想をいただくことが出来、ひと安心しました。 思った以上に「これは何ですか?」「どんな会社ですか?」「サービスは?」などと興味を持っていただき、会話のきっかけになったのが嬉しかったです。 まだまだ課題は多いですが、来場者の方々にある程度印象を残せたのではないかと思っています。 オリジナルハーブティーが完成! さて、Beeslow Gardenをテーマに、夏から製品化の準備をしていたハーブティーがやっと完成しました!...
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Vol.13 members only

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前のページへ Q. ミツバチの研究で解明されていないことはなんでしょうか? ミツバチヘギイタダニを根絶するにはどうしたらいいかと考えています。 UBCの同僚であるもう一人の博士課程の学生は、RNAi(RNA干渉)を使った遺伝子の垂直伝播の研究をしていました。 RNAiとは(ウィキペディア) Q. プラスミド(大腸菌などの細菌や酵母の核外に存在し、細胞分裂によって娘細胞へ引き継がれるDNA分子の総称)などですね。 はい。寄生ダニを根絶するために。でもミツバチには使えないらしいので、今はCRISPRだと思っています、CRISPR(遺伝子編集技術「CRISPR」クリスパー)を使ってどうやって寄生ダニを根絶するか。 Q. 50年前には知られていなかった、ミツバチについての知見はなんでしょう? ミツバチ寄生ダニへの誤解です。やや専門的な話でも良いですか? (はい) 長い間、ダニは血液成分を吸っていると思われていましたが、FDA(アメリカ食品医薬品局)の研究者が、実際には脂肪体を食べていることを発見しました。 Q. 寄生ダニはどのように広がっていくのでしょうか。 それは一般的にはミツバチの盗蜂という行為によるものと言われています。 他にも餌場となる場所にも居て、ミツバチに乗り移って巣箱内に広がることもあります。 だからコロニー自体の距離を十分にとる必要があります。 (人間界でも有名なソーシャルディスタンスですね。) その通り、4キロは離すべきでしょう。 (4キロ離して2週間以上も検疫する。) ええ、何年もです。 巣箱に子供たちが描いたミツバチと花 Q. 国際的なミツバチ研究のコミュニティでは、どのくらいの共有と協力関係がありますか。 私がバンクーバーで働いていたときは、主に3つの機関による大きなプロジェクトがありました。 政府から年間100万ドル以上の資金提供を受けていました。 私の研究室ではプロテオミクス、もうひとつの研究室ではメタボロミクス、もうひとつの研究室ではゲノミクスを研究していました。 彼らはいつも一緒に仕事をしています。サンプルがあればお互いにメッセージを送り合い、サンプルを共有し、新しい発見を共有しました。 このプロジェクトでは、助成金を3つの機関で分け合いましたが、そこに至るまでには、プロジェクトを計画し、実行に移すための多くの労力が必要です。 しかも5年がかりのプロジェクトで、各関係者の多大な尽力がありました。 Q. 第一線の研究者として、人類共通の課題解決に資する研究をするために各国政府はどのように協調すれば良いと考えますか。...
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Vol.12 members only

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前のページへ ミツロウ、準備中です! さて、Beeslowは皆さまにミツロウアイテムをお届けするべく、準備を進めています。 ミツバチが忙しく働く時期、巣箱の蓋の裏などにミツバチが巣を作ることがあります。 養蜂業界では「無駄巣」や「自然巣」と呼ばれる部分。 多くなってしまうと巣箱を開けられなくなってしまったり、「分封」というミツバチの巣別れが起きやすくなってしまいます。 (巣別れが起きると、ミツバチが減るため群として弱くなったり、場合によっては近隣の方に迷惑がかかることもあります。それについては、ご要望があれば別の機会に詳しく解説したいと思います…!) そうした事態を回避するために、養蜂家は自然巣を巣箱からカットするのです。 巣箱の蓋に作られた自然巣 今回は、岐阜の養蜂家の方を訪ねた時にいただいた自然巣を精製し、ミツロウを作ります。 こちらの養蜂家の方はパラフィンが入った巣礎(※1)を使って養蜂を行っていますが、自然巣の部分はミツロウのみで出来ているので、パラフィンが含まれません。 ※1 巣礎とは…ミツバチの効率的な巣づくりを促す、ハニカム構造の人工シート。強度のため、ミツロウにパラフィンを混ぜて作られている。 一般的なミツロウ製品は、こうした自然巣ではなく巣礎が入った巣の本体部分を使って作られるので、残念ながらパラフィンが含まれている可能性が高いと言えます。 一般的な養蜂家の方は自然巣を捨ててしまう場合が多いのでとても勿体ないのですが、それを集めるのにも労力がかかるため、なかなか有効活用されていない現状があります。 Beeslowではいずれ、自然巣を集めて有効活用するプロジェクトを発足したいと考えています。 いつもご支援いただいている皆さまに感謝の気持ちを込めて、クリスマスまでにはミツロウ製品をお届けしたいと思っておりますので、どうぞお楽しみに! それでは皆さま、良い週末をお過ごしください。
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前のページへ 今週は、Beeslow Gardenについての残念なお知らせがあります。 実は先日、Gardenのミツバチがスズメバチに襲われてしまいました。 監視カメラに映ったスズメバチの姿にたまたま気付いて様子を見に行きましたが、既に大部分のミツバチが襲われ、群としての維持が難しい状況となってしまいました。 Gardenをご支援してくださっているクラブ会員の皆さまには大変申し訳なく、心よりお詫び申し上げます。 養蜂において、スズメバチは秋に最も注意しなければならない存在なのですが、場所によっては(特に都会では)全く現れないこともあります。 Beeslow Gardenをスタートして初めて迎える秋なので注視していたのですが、しばらく現れなかったので油断してしまいました。 ミツバチはご存知の通り花の蜜や花粉を餌にしますが、スズメバチは昆虫などを餌にします。 ミツバチなどの昆虫を、自分たちの幼虫の餌として捕獲するのです。 ある意味では自然の循環ですが、送粉者としてのミツバチを持続的に、自然な形で飼育するために何ができるのか、今回の出来事をきっかけに考えていきたいと思います。 今回は悲しいお知らせとなってしましたが、嬉しいこともありました。 今、ガーデンではパイナップルセージやチェリーセージ、ラベンダー、カラミンサ(キャットミント)の花が咲いています。 ミツバチがいなくなってしまった後、私たちは落ち込みながらハーブの世話をしていました。 その時ふと見ると、ミツバチの姿が。 数匹のミツバチが、ハーブの花の蜜を吸いに来ていたのです。 このGardenが、ビルの屋上にも関わらず、都会に住むミツバチに蜜源として認識されている事が分かった、嬉しい瞬間でした。 こちらは同じ日、散って葉の上に落ちていたチェリーセージの花の蜜を、花びらの根元から、ミツバチが一生懸命吸っている姿です。 小さな頃、自分がツツジの花の蜜を同じように吸っていたことを思い出し、なんだかホッコリとした気持ちになりました。 さて、冬が目前にせまり、乾燥を感じる季節になってきました。 早くもBeeslowスタッフは、寝る前のApisformula ブラックハニーが欠かせない日々です。 皆さまも喉をいたわり、ぜひ冬の本格的な乾燥に備えてください。 それでは皆さま、穏やかな週末を。
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