Vol.16
Beeslow Club 会員の皆さま、こんばんは!
本日は第15回目のニュースレターの配信です。
東京では先日予想外の積雪があり、Beeslowの拠点 清澄白河でも雪景色が広がっていました!
冬らしい寒さを久々に体感していますが、皆さまのお住まいの地域はいかがでしょうか。
-今回の主な内容
①Beeslow Garden、冬のメンテナンス
テーマは“微”生物多様性
春に向けて…!
Beeslow Gardenをスタートしてから半年が経ち、初めての冬を迎えています。
真冬、ハーブは休眠するものが多く、その間は殆ど水を吸わないそうです。
そのため今は水やりをお休みしていますが、春に向けた準備があり、先日スタッフ一同で中央区のGardenに行ってきました。
春に向けた準備とは、寒肥(かんごえ)という作業です。
「寒肥(かんごえ)」とは、真冬に肥料を施すことで、春の開花シーズンに向けた土の栄養補給のこと。
冬のうちに土中の肥料がゆっくりと時間をかけて微生物に分解され、春になった頃に効果を発揮するようです。
Gardenの監修をお願いしているHERBSTAND平野さんにアドバイスをいただき、始めての寒肥を行いました。

土の“微”生物多様性
ハーブの株元を避けた数カ所の土を掘り、その中に堆肥を入れます。そこにまた土を被せていきます。
今回使用したのは「バーク堆肥」という、樹木の皮を発酵させて作られた堆肥です。バーク堆肥を入れることで、それを分解するために様々な微生物が集まり、土中の微生物が多様化。有機質に富んだ土が作られます。
平野さんによると「土中の微生物がとても大切!」とのこと。
灰や米ぬか、油かす、腐葉土なども一緒に入れると、より発酵が進み、微生物の住みやすい “山の土” に近づいていくようです。
生物だけでなく微生物も多様なGardenをつくることで、多層的な都市の豊かさの促進を目指していきたいと、Beeslowスタッフ一同、心を新たにしました。
またタイミングをみて施肥を行っていきたいと思います。

チェリーセージの花(枯れている花とフレッシュな花が混在)
寒い日が続いているので、全てのハーブが休眠していると思いきや、チェリーセージとラベンダーはまだ元気に花を咲かせているのには驚きました。

パイナップルセージの若葉
また、先日大胆に切り戻し(伸びすぎた枝や茎を短く切り詰めること)を行ったパイナップルセージは、若葉が沢山出ていて、生命力の強さを感じました。
その他多くのハーブは一見枯れているようにも見えますが、平野さんによると表面的に活動を休んでいるだけで、春になると一気に芽吹くようです。
実際よく観察してみると、枯れた葉の中の方にはフレッシュな若葉が。生きていることが確認でき、安心しました。

タイムの枯れ葉と若葉

プランターの土台にしているスノコも綺麗に洗い、メンテナンス完了!
春の芽吹きが待ち遠しいです。